天才達と、凡才なアタシ

皆さんも一度くらい教師とか親に聞かされたでしょ、

かの、トーマス アルバ エジソン

言葉、

天才とは、1%の閃きと、99%の努力 と言う あれね。

 

努力はもちろん毎日皆さんもされてる事でしょうし、

皆さんは、普通に1%以上には閃いてますよね。

 

先日閃きについて語ったアタシが居る訳ですが、若干大袈裟だったりしたのかなあ、

と、言うのも、

20世紀のアメリカを

創ったのはたった二人の男である、と言う説がありまして、

曰く エジソンとフォード だと、

その一人、

あの天才エジソンをして、

普通の人です、私は。

って言葉ですよ。これは。

 

もう一人20世紀の天才

アルベルト アインシュタイン

ほぼ全て彼の理論は、必要最低限の道具、紙とペンだけで、思考された、

そこに、天才性をアタシは感じるのです

 

アタシが、包丁とまな板だけで

ロケットを作るようなもんです。

 

ちょいと話題がズレて、個性とか、独創性みたいなお話。

 

先日、養老孟司先生の講義を動画サイトで拝聴した際の事、

何故、アインシュタインノーベル賞をとれて、

皆さんが取れないかわかりますか、

それは、皆さんが個性的で、独創的な人達だからです。

 

と、養老孟司先生は言います。

個性だの独創性だのってのは、所詮そんな物なのです。と。

ですから、お子さんの個性とを伸ばしてやるとか、独創的を重んじると

言うのは教育者として間違っていると。

 

さらに先生は続けます、アインシュタイン特殊相対性理論を100年前に10000キロも離れた場所で考えた。

 

縁も所縁もない人 私、つまり養老孟司がそれを読む。

至極真っ当な事が書いてあるなぁ、

と感じる。普通のことしか書いてない。と、思う。

(この、意見は、日本一 偏差値の高い東京大学医学部の元先生の言うことだから、

話 半分だとアタシしゃ思いますが)

でも、それ以前は誰にも考えつく事の無かった永遠の真実であり普通の事。

 

この100年で、賢者が唱えた論理で破綻が無いのは、数学の分野以外では相対性理論だけだそうです、

(これは、養老孟司先生ではない人が言っていました、)

普通を発見できる能力、それは、まるで普通にあるはずの星を昼間に見る事に似ている。 

アタシ達は恐らく、物凄く個性的で独創的なんだなぁ、昼間星見えないから。

 

特に蜻蛉は店主が普通を知らな過ぎ。

大体、皆さまが普通に備えている、

常識とか生真面目さが無いですからね

アタシは。

 

養老先生の深さは、

多様性の重要さも、同時に語っています。

 

自然に目的は無く、

しかるべき形態を為し、

人工物には目的があり、

その様にデザインされる。

 

普通の普通じゃ、天才じゃないのですね

でも、天才は普通を保持できる才能が

必要。なので、

 

理系以外の天才も案外普通でいれる才能

を持った普通の人なのかもしれません。

 

古いかな?

王、長嶋、

イチロー、松井、大谷、

 

ベートーベン、ショパン

 

芥川、村上春樹

野球選手は球場で見た記憶がありますが、

いずれも、お会いすらした事の無い

天才たち。

 

ここで、一人の天才とすれ違っていた

若い頃の事を思い出した。

 

 

10代最後の頃、

私立大学に親の金で通わせていただいき、

しかも前年 父親が死んで、母子家庭のアタシ。

遊んでばかりで、大学もよく休んだ、親の苦労いかばかりか。

それでも、酒飲んじゃ、夢を語り、理想を語り、賢者の如き面して、

(あまり、今と変わらないですね)

 

そして、論破されそうになると持ち出す言い訳、それは

 

俺って個性があるのだ!

俺は独創性だ!

 

普通で居る才能が無いんだから、

努力しなければならないのに、

普通で居る努力すらしない、

ある意味、個性コンプレックスだな、

今 考えると。

全く恥ずかしい話です。

 

その頃、下北沢の友人とよく遊んでいました。

深酒して、友人宅に泊まり、翌日昼過ぎに起きて

二日酔いでもよく食べた、

若かったなあ。

 

踏切の脇に街中華があって、とても美味しかった。

特にチャーハンが。

 

特段料理に興味が有りそうにも見えない同年輩の青年が、

しかし、普通に、生真面目に、ひたすら

北京鍋を振り、

美味いチャーハンを

こさえてるのを、二日酔いの間抜けな

アタシは見ていた。

 

彼は昨夜深酒した友人の友人らしく、

深酒友人が紹介してくれた、

 

彼、オイパンクのヒロト君 と

ヒロト君は、一瞬鍋からアタシに

視線を合わせ、無愛想に

どうも

 

甲本です、って、確かに言った。