秩序と、混沌
前節で、美 とかアタシに語る資格の無いような話題に踏み入ってしまったので
今回は、秩序とか、混沌、
言い換えれば、丁寧さとか、雑駁さについて
またまた偉そうに語りたいと思います。
そして、文系理系の壁を、今こそ若い頭脳に越えていただければ、
なんて感じで書きます。文武両道、文理両道。
もう初老ですし、書けるうちに書いたもん勝ちです。
僕らの自由を、僕らの初老を、大袈裟に言うのならば、
きっとそう言う事なんだろう。
タミオさんのパクリね、これ。
皆さん、おそらく毎日、会社なりの、社会なりの、家庭なりの、自分なりの
秩序を保つ為に努力され、働いていらっしゃる事でしょう。
混沌、字面からして、混ざって雑な感じがしますな、
外国ではカオスなんて言います。
秩序、
何と無く清潔感がある字面ですね、外国ではコスモなんて言います。
これは、恐らくフィクションなんだろうけど、
混沌って昔、中国にいた、人の名前なのですね、
目やら 鼻 やら 耳 なんかがとてもデタラメに配置されていて、
とても醜悪なお顔をされていたらしい。バッドルックス。
そんで、気の毒に思った人が、混沌の顔を、所謂 外科的になおしてあげたそうです。
混沌は普通の顔になり、翌日死んだそうです。
さて、どちらが、世の真実でしょう?
言い換えれば、どちらがより自然な現象でしょうか?
若干無関係に聞こえるお話を致します。
アタシは、中学生一年の時に、熱力学 第二法則、
所謂、エントロピーの法則を担任教師であった理科の教師から聞かされ、衝撃を受けます。
理系の人なら何を今更、と思うかも知れませんが、
文系の人、解る?
エントロピーは増大する方向にしかにしか動かない、って事を。
簡単に言うと、全宇宙も含めて、
終末にしか向かっているのだこの世は、
て、教わったのです。希望なんてフィクションだ!
と勝手に少年時代のアタシは思い込んだ。
そしてそれは残念だけど真実なんで御座います。
エントロピーは、カオスの本性なのです、
自然は混沌する事にしか向かわない。
例えば、あなたのライティングデスクに、綺麗に文房具を並べる。
それを使って仕事をする、途端に雑駁な並びになる。
それが自然な事で、
文房具を綺麗に並べる事は、実は自然な行為では無い、
秩序はフィクションで、混沌が自然な事なのです、
これ、B型のアタシの勝手な考えね、異論も有るのは承知。
さて、 美 の話に戻りましょう。
理系のインテリアゲンチャのお二人が、それこそ今更、
エントロピーのお話と、 美意識 について盛んに語る、
非常に興味深い。
お二人とも虫好きで有名ですな、
気持ち悪い昆虫、美しい昆虫。自然と混沌が作った、小さな命。
アタシ達ももたいして変わらない、等価の命。
東大、京大、日本の教養のトップの大学で、理科をお学びなったお二人。
本来、文系に属する 美意識 と
理系的な論理のエントロピーについて同時に、等価として語る。
人間らしいじゃないですか
、お二人は。
もう、理系 文系ぢゃ無いです。
人工知能に、家畜にされる前にその事を意識して生きましょう、
特に若者よ!
そして、エントロピーの増大に囁やかに、抵抗しているのが生物で、
アタシ達は、はその事に 美 を、見つけるのです。
美意識の一端が、見て取れる言葉。
宗教、哲学、にやっと科学者が追いついた。
そんな感じで、アタシは嬉しい。